・二重とびが跳べないので、練習方法を知りたい
・一回はできるが、二回目以降連続で跳べない
1. まずは、なわの長さ調節から
なわの長さはとても重要です。
二重とびは、ジャンプして空中にいる間に自分の体の周りをなわが二回まわる必要があります。
そのため、なわが長いと回ってくるのに時間がかかるため成功しにくくなります。
逆に短すぎても、足に引っかかりやすくなるのでよくありません。
まず、なわを両手で持って背筋を伸ばし、なわの真ん中を両足で踏みましょう。
こうしたときに、なわの持ち手の先が「胸と腰の間」にあるように長さを調節してみてください。
あとは、実際にチャレンジしていきながら、「もう少し短くしてもいけそうだな」と思ったら短くしていくと成功しやすくなると思います。
2. 二重とびを跳べるようになる3エクササイズ+1ステップ
二重とびが跳べるようになるためには、①うまく縄を操る力 ②タイミングよく縄を飛び越える力 ③体の周りを2回縄が回るまで空中に飛び上がっておく瞬発力などが必要となってきます。
ここでは、それらの力を総合的に養うことができるエクササイズを紹介します。
【Ex1】前とび30秒で70回
二重とびを跳べるようになるための基準となるエクササイズ
まずは、二重とびにチャレンジする前に縄跳びの基本である前とびが30秒間で70回できるかチャレンジしてみましょう。
まだ50回未満である場合は、足し算がマスターできていないのに掛け算にチャレンジしているようなものです。30秒と限られた時間の中で前とびのできる回数が増えてくれば、二重とびに必要な「縄をうまく操る操作力」や「タイミングよくジャンプする力」が確実にレベルアップしています。
お持ちのスマホのストップウォッチ機能で30秒間測ってあげてください。
前とびの回数は、毎日練習していれば数回ずつ必ず上がるはずです。その時が子供の運動有能間(自信)を高めてあげることのできるチャンス!「昨日より2回も多くできるようになったやん‼︎すごい!また一歩、二重とびに近づいたね!」とお子さんを認めてあげてください。
お子さんは、保護者のみなさんから認めてもらえることで次へのモチベーションへとなります。
【Ex2】空中拍手
うまくできれば二重とびのコツを掴めるエクササイズ
二重とびを跳べるようになるために必要不可欠なのが、縄を「ビュンビュン」と素早く2回まわせるようになることです。
一回もできていないうちは、これが一番難しいところ。上手な人の二重とびをスローモーションで見ると分かりますが、実際は縄を操作する手首を軽く振っているだけで縄を回しています。
【空中拍手のやり方】
①その場でジャンプする
②空中の一番高いところで素早く2回拍手する
③着地後、すぐに飛び上がりまたやる
これを繰り返す
最初はどうしても体が「くの字」に曲がってしまったり、その場で飛び上がることが難しいものです。2回拍手が難しい場合は、1回拍手から練習し、うまくできるようになってから2回拍手にチャレンジしてみるといいですよ。
【Ex3】ブンブン回し
二重とびの擬似体験ができる万能エクササイズ
ビュンビュンと縄を回す操作性や二重とびの基本姿勢をマスターできる、まさに二重とび練習の万能エクササイズです。縄をうまく回せさえすれば詰まることがないため、練習しやすいこともこのエクササイズがイチオシな理由です。
【ブンブン回しのやり方】
①2本の縄をそれぞれ片手で持つ
②ジャンプせずにその場でブンブンと二重とびをするかのように回す
③うまく回せるようになれば、ジャンプも加えて行ってみる
【1ステップ】二重つなぎとび
これができれば、二重とびはできたも同然!頑張ってココを目指そう
【つなぎ二重とびのやり方】
①前とびを3〜5回程度行い、リズムを作る
②思い切って高く飛び上がり二重とびを一回チャレンジする
③がんばって前とびにつなぐ
④これを繰り返す
二重とびを一回跳んだ後に完全にしゃがみこむと二回目は難しいかもしれませんが、また前とびに繋げることができればどんな形になってもいいです。
なんとか前とびにつなげるように頑張って!
3. 一回の練習時間は短くていいので、毎日練習する
今回紹介した二重とびが連続で跳べるようになる練習方法は、筆者が十年間指導してきた中で効果が出やすいと自負しているものを紹介しました。
ただ、この練習方法を一回やっただけで二重とびがすぐにできるようになるということではありません。やはり反復して行う必要があります。
「一回の練習時間は短くていいので、毎日練習する」
そう決めて頑張れば、日に日に動きが洗練化されていき、ある日突然二重とびができるようになると思います。
この投稿が、二重とびをできるようになりたい!と頑張っている子供たちの一助になれば幸いです。
どうも、たけのこ先生です。
二重とびは、まだ一度も成功したことがない子にとってはやり方そのものが合っているのかも分からず、難しいものです。
今回は、私が教室の中でも実際に取り入れている二重とびの練習方法について紹介していきます。