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連続でなわとびが跳べるようになる方法

今回のお悩み

・子供が前とび(なわとび)を跳べないので教えたいが、教え方が分からない

毎年冬になると行われる運動といえば「なわとび」ではないでしょうか。

私が運営している体育教室でもなわとびの練習を10月頃から行っていきますが、なわとびの一番最初の技「前とび」がなかなかできなくて困っているという声をよくお聞きします。

今回は、そんな声にお答えして前とびを連続で跳べるようになるためにオススメの練習方法を紹介します。

1. 前とびが連続で跳べない理由

前とびに限らず、なわとびの多くの技はなわが足元にきたときにタイミングよくジャンプし続ける力が必要です。

なわをうまく操る”手”となわを飛び越える”足”のタイミングを合わせる力、つまり手と足のタイミング(協調性)ですね。

大人は無意識のうちにやってますが、これが初めてなわとびを行う子たちにとっては、とても難しいもの。

なわを上手に扱うことができない状態で、さらにタイミングよくジャンプすることまで求められるワケですからね。

でも、何度か練習しているうちに「回してピョンッ」と一回はできるようになると思います。

ただ、ここからです。

前とびは両足をそろえて跳ぶ技なので、一回だけ上手にタイミングが合うようになっても、なわをまだうまく操ることができないうちは、どうしても一回一回ぶつ切りになってしまうんです。

なので、連続で成功しにくいんですね。

この段階で子供に過剰に練習を強要すると、単調な練習で面白くない上にうまくできないことが分かっているので、確実に「イヤ〜」ってなります。

跳べ始めるとカンタンですが、連続で跳べたことがない子供にとって、前とびはとっても難しい技なのです。

2. まずは、走りかけ足とびがオススメ

前とびが連続で跳べない子は、前とびの練習を繰り返しまくるのではなく、まず「走りかけ足とび」から練習を始めるのがとってもオススメです。

これが「走りかけ足とび」です

走りかけ足とびとは、上の動画を見れば分かるように両足でなわを跳ぶのではなく、走りながらなわを飛び越えていく技のことです。

では、なぜ走りかけ足とびがオススメなのか。

それは、走りかけ足とびが前とびを連続で跳べるようになるために重要なポイントである「手と足のタイミング」を養う練習としてピッタリだからです。

走りかけ足とびは、片足ずつ交互に足を動かしてなわをまたいでいくため連続性が生まれやすく、子どもが手と足のタイミングを体で覚えるいい練習になるのです。

3. 走りかけ足とびのやり方

子供がイヤにならず、楽しみながら運動が得意になるためには、いきなり「二重跳び!」「逆上がりにチャレンジ!」ではなく、小さな階段(スモールステップ)を登るように少しずつチャレンジしていくことがオススメです。

楽しみながら運動が得意になるためには小さな「できた!」を一緒に感じて、保護者のみなさんがお子さんを認めてあげてください。

今回の走りかけ足とびでも、スモールステップで出来るように段階的なやり方を設定してみました。

走りかけ足とびの4ステップ
  • ステップ①:なわを持って、走る
  • ステップ②:走りながら、なわを一回まわしてまたぐ
  • ステップ③:②を繰り返す
  • ステップ④:走らずにその場で「かけ足とび」にチャレンジ

それぞれのステップができたときには、大げさに「すごいや〜ん!」「やるぅ〜!」と褒めてあげてください。

では、走りかけ足とびのやり方を順番に説明していきます。

ステップ①:なわを持って、走る

なわを持って走るだけ!

なわを持って走るだけです。

このとき、なわは体の後ろ側にあるようにしておき、Dr.スランプあ○れちゃんが走るみたいに「キーン!」とか言いながらやると子供も楽しんでくれます。

たけのこ先生

保護者の皆さんが横で並走して、「お母さんと競争だ〜」と盛り上げるとお子さんがさらに夢中になって取り組んでくれますよ。

ステップ②:走りながら、なわを一回まわしてまたぐ

走りながら、なわを前に一回まわしてまたぎ越す

今度は、走っている途中で一回なわを回すようにしてみましょう。

始めは、うまくできないと思います。

うまくできなくても、回そうとチャレンジした時点で「お、今の惜しかった!」、「うわ、がんばってるな〜」と認めてあげましょう。

できたときは、「うわっ!できたや〜ん!!」「すご〜い!」と思いっきり褒めてあげましょう。

ここでの成功体験が、次のステップへのモチベーションとなります。

走りながら回すのが難しかったり、乗り気でない場合は歩いて同じことをやってもOKです。

走るよりカンタンな分、成功しやすいので苦手意識がある子でも取り組みやすいです。

たけのこ先生

お子さんによっては「これは、、難しいぞぉ〜」「できたらすごいよなぁ〜」と子供の挑戦心をくすぐるような声かけをしてあげると、「ぼくは、これできる!」って言って逆にやる気マンマンでチャレンジしようとしてくれたりしますよ。

ステップ③:②を繰り返す

慣れてくれば、少しずつ走りかけ足とびに近づけていく

ステップ②が数回に一度くらいできるようになってくれば、少しずつ走りかけ足とびに近づくよう「一回だけじゃなくて何回かできる?」とお子さんに提案してみてください。

「回してピョン!」「回してピョン!」と言いながらやるといいですね。

上の動画では、連続で行っていますが10mで一度回すくらいトビトビになって構いません。前とびを跳ぶために身につけたい最大のポイント「手と足のタイミング」を体で習得できるよう、反復練習できればあまりできていなくても、もう御の字です。

たけのこ先生

一度のダッシュでなわを越えることができた回数を数えながらチャレンジするのがオススメです。「今までの最高記録は3回やわ。タイミングが合ってきてるし、次4回いけそうやけどな〜」などとお子さんと話しながらやるといいですよ。

ステップ④:走らずにその場で「かけ足とび」にチャレンジ

③がスムーズにできるようになれば、走りかけ足とびではなく上の動画のようにその場で行う「かけ足とび」ができるかチャレンジを促してみましょう。

みなさんももうお分かりのようにこれができれば、あとは両足を揃えてできれば前とび完成です。

私の経験では、この「その場かけ足とび」ができなくても、なわをうまく連続で回すことができていれば前とびはできるようになっている子が多いです。

ステップ3ができている時点で、このステップ4にはあまりこだわらず普通の前とびの練習をやっていただいて大丈夫です。

たけのこ先生

よく「脇を締めて、手首で回しましょう」と言いますが、いきなりこれはできません。なわを回す支店は上手になるに連れて「肩→肘→手首」へと移行していくからです。上の動画のように、最初は「肩から大きく回す」で大丈夫です。

4. あとは間をおいた練習をするだけ

ポンポン、ポンポンのリズムで大丈夫

前項では、かけ足とびができるようになる段階的な練習方法を紹介していきました。

うまくかけ足とびができるようになっていれば、前とびを連続で跳ぶポイントである「手と足のタイミング」がマスターできているはず。

最初は、上の動画のように一回旋二跳躍と言われる前とびで大丈夫なので、これができるように「間をおいた練習」をしていくだけです。

ここでいう「間をおいた練習」とは、一回の練習量ではなく練習頻度を重視したやり方をいいます。

一節によると、幼児の集中力は「年齢+一分程度」、小学低学年で15分程度だそうです。

うまくできないことをダラダラさせるなんてことは意味がない上に、子供に苦手意識を植え付けかねません。

5分なら5分間だけと時間を決めてスパッと練習し、できなくてもちゃんとその日、チャレンジできたことを認めてあげる。

これを繰り返すことで、必ずできるようになります。

5. まとめ

【前とびが連続で跳べるようになるために】

  • いきなり前とびの練習をするのでなく、走りかけ足とびから始める。
  • スモールステップで小さな「できた!」を認めてあげる。
  • できないことをダラダラさせない。短時間を毎日やる習慣を作る。

一番の理想は、なわとび自体が好きになってこちらが「もうご飯やで、やめなよ!」というくらい夢中になること。好きこそものの上手なれ、です。

練習を強制するのでなく、子供からやりたい!と言い出すように誘う(いざなう)、つまり誘い出す。これができれば、子供の指導者になれると思います。笑

【この記事を書いている「たけのこ先生」とは】

たけのこ先生

・運動が得意でない子でも通える運動教室「たけのこ体育教室」代表

・運動指導歴10年でこれまで3,000名以上の子供たちに指導している現役スポーツトレーナー

・著書「運動できない」を「できる!」に変えるキッズエクササイズ(秀和システム)2020年